ジャッキーロビンソンデー 4月15日世界を変えた男の画像

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ジャッキーロビンソンデー 4月15日世界を変えた男の画像　[スポーツ] [編集]

http://youtu.be/toNYuaZpd84
映画『42～世界を変えた男～』

アメリカ4大スポーツの1つ、
メジャーリーグ（MLB）で様々な人種が
MLBの歴史に彩りを加え活躍しているが、
人種差別の壁を打ち破ってMLBの歴史を大きく変えたのが
黒人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンだった。

1919年1月31日にジョージア州で生まれたロビンソンは
父親が蒸発してしまうなど、
恵まれた家庭環境ではなかったが、
パサディア短期大学（現パサディア市立大学）と
カリフォルニア大学ロサンゼルス校で
野球やアメリカンフットボールなどで
活躍するほどのスポーツ万能選手だった。

しかし、これほどの優秀な選手でも
当時アメリカで起きていた人種差別の壁は高く、
ロビンソンが満足にプレーすることは困難な時代だった。
当時のMLBは白人選手のみのリーグとして存在し、
黒人選手はニグロリーグでプレーすることしか
許されていない暗黒の時代だった。

ジャッキー・ロビンソン人種差別をのりこえたメジャーリーガー

第二次世界大戦後にニグロリーグの名門チーム、
カンザスシティ・モナークスへ入団。
そしてロビンソンを中心にMLBだけでなく、
アメリカの歴史が大きく変わろうとする計画が水面下で動いていた。
その計画の仕掛け人は当時ニューヨークに拠点を置いていた
ブルックリン・ドジャース（現ロサンゼルス・ドジャース）の
ブランチ・リッキー会長だった。

スカウトをしたのは2004年にイチロー（マリナーズ）が抜くまで
257安打の最多通算安打記録をもっていたジョージ・シスラー。

ロビンソンはリッチー会長の熱意に心を動かされ、
1946年ドジャース傘下のモントリオール・ロイヤルズ入団を決断。
そして1947年、遂にロビンソンはMLB史上初となる
黒人メジャーリーガーとしてメジャー昇格を果たした。

黒人メジャーリーガー誕生の裏では対戦チームの差別はもちろん、
チームメイトの言動の方が辛いものだった。
移籍する仲間まで現れたが、それでもリッチー会長の励ましと、
ロビンソン自身の何事にも折れない心が差別に負けることはなかった。

そして4月15日の開幕戦で念願のメジャーリーガーとなったロビンソンは
1年目から151試合に出場し、打率.297、12本塁打、48打点と好成績を残し、
リーグ優勝の原動力として活躍。
同年から始まった最優秀新人を選出する
新人王の第1号をロビンソンが受賞した。

その後も1949年に2年振りのリーグ優勝に貢献し、
MVP受賞と首位打者と盗塁王のタイトル獲得。
1955年には世界一を掴み、1957年に現役引退。
この功績が認められ、1962年にMLB殿堂入り。

そして1972年、交通事故によって不慮の死を迎えてしまう。

ロビンソンの背番号42はデビューから50年が経った1997年4月15日、
MLB全球団で永久欠番となった。

そして4月15日は毎年、ジャッキー・ロビンソン・デーとして
特別にこの日だけは背番号42を付けることが許され、
多くのメジャーリーガーが42番を付けてプレーしている。

人種差別の壁を打ち破った
ロビンソンの偉大なるチャレンジがあったからこそ、
現在の世界中の豊かなスポーツ文化に発展していった。